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Microformatsを使おう その2

前回のその1ではMicroformatsの仕組みと書き方についてをまとめたので、今回はその使い方についてまとめてみようと思います。もっとも手軽な使い方として、XHTMLに組み込まれたMicroformatsをファイルに変換後、ダウンロードして使うという方法があります。

例えばhCardやhCalenderといったフォーマットは、TechnoratiContacts Feed ServiceEvents Feed Serviceといったサービスを使うことで、それぞれvCardとvCalender形式のファイルに変換してダウンロードすることができます。ダウンロードしたファイルはアドレスブックやiCal、Google Calenderといったアプリケーションやサービスに読み込ませることができるので、Web上のイベントデータをそのまま自分のスケジュールに追加したりできるというわけです。

Firefoxでは、Tailsというエクステンションを使えば、Web上のサービスを使わなくても、ページに記述されたMicroformatsを表示することが可能になるので便利です。また、Pimp My Safariで有名な海外デザイナーのJon Hicks氏は、SafariからもMicroformatsを表示やダウンロードできるようにしようという呼びかけをブログに書いているので、SafariがMicroformatsに対応する日も近いかもしれません。

現状では、Microformatsを記述するメリットはあまりない感じがしますが、これを記述することで情報が見つかりやすく、特定しやすくなるのであれば、今のうちから書いていて損は無いのではないでしょうか。最近では、Yahooが対応を表明したりと大手サイトでも少しづつ普及しつつあるようなので、自分も今後は機会があればMicroformatsを記述して、普及に貢献できればと思います。

Moto Ishizawa

Moto Ishizawa
ソフトウェアエンジニア。ロケットの打上げを見学するために、たびたびフロリダや種子島にでかけるなど、宇宙開発分野のファンでもある。