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Microformatsを使おう その1

先日読んだアンビエント・ファインダビリティに刺激を受け、最近はWebにおける情報の意味付けや構造について興味を持ったので、色々調べたりしています。その中でも、特に気になっているのがMicroformatsです。

MIcroformatsとは、XHTMLの属性を活用してメタデータを埋め込むことで情報に意味を持たせ、できるだけ手軽にセマンティックウェブを実現しようというものです。セマンティックウェブの世界といえば、RDFを用いて意味付けするのが一般的ですが、RDFのような機械が理解するフォーマットではなく、人間が理解しやすいフォーマットを使って、意味付けをしようというのがMicroformatsの基本的な考え方のようです。

Microformatsには用途によっていくつかのフォーマットが用意されており、友人関係を表すXFN、個人的な情報を表すhCard、日付や予定を表すhCalendarなどがあります。各フォーマットによって書き方は異なりますが、具体例としてhCalenderのコードを書いてみます。

<div class="vevent">
   <span class="summary">The Day of Web Standards</span>
   <span class="location">六本木ヒルズ森タワー49F</span>
   <span class="datetime">
   <abbr class="dtstart" title="20060715T110000">2006年7月15日 11:00</abbr> -
   <abbr class="dtend" title="20060715T210000">2006年7月15日 21:00</abbr>
   </span>
</div>

このように、class名などのXHTMLの属性を中心にフォーマットを決めることで意味付けをしています。先日リニューアルされたThe Day of Web Standardsのサイトのセッションページでも、Microformatsが多く取り入れられており、上のコードもそれを参考にしています。

少し長くなってしまったので、記述したMicroformatsを利用する方法についてはまた次の機会にまとめようと思います。個人的にようやくセマンティックウェブを意識し始めたわけですが、かなり奥が深そうなので、しばらくは勉強あるのみですね。

Microformatsを使おう その2 »

Moto Ishizawa

Moto Ishizawa
ソフトウェアエンジニア。ロケットの打上げを見学するために、たびたびフロリダや種子島にでかけるなど、宇宙開発分野のファンでもある。