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Making Life Multiplanetary

先日開催された国際宇宙会議 (IAC) での Elon Musk によるプレゼンテーション動画を見た。BFR という宇宙船を開発して、火星に行くというのが主な内容になっている。

「ロケットの再利用」という名目で実験を繰り返してきた (そして当たり前のようになった) 第一段の動力降下と着陸は、火星への着陸のための基礎技術の獲得でもあった、ということは以前から専門家の間でよく言われていたことだけど、このプレゼンテーションでもそれが感じられたのが興味深かった。長期的なビジョンに必要な技術を短期的な課題に紐付けて獲得してくやり方がとてもうまい。

一見すると夢物語が多く語られているプレゼンテーションに見えるのだけど、SpaceX がこれまで積み上げてきたものを見るに、この発表のうちの多くは実現してしまうんだろうなと思わずにはいられない。

Moto Ishizawa

Moto Ishizawa
ソフトウェアエンジニア。ロケットの打上げを見学するために、たびたびフロリダや種子島にでかけるなど、宇宙開発分野のファンでもある。