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H-IIB打ち上げ見学ツアー 種子島編 その3

種子島編 その2の続き。9月11日。長谷展望公園駐車場にて起床。打ち上げが無事に成功したためか、車中泊にもかかわらず清々しい朝。この日は午後からトッピーを利用して屋久島に渡る予定でしたが、引き続き流木の影響でトッピー動かず。協議の結果、動いているフェリーを利用して種子島脱出、鹿児島にて一泊の方向で決定。午前中は種子島宇宙センターの見学ツアーに参加し、午後は一気に西之表まで北上してフェリーに乗る作戦。

というわけで、再び種子島宇宙センターを目指す。この道もだいぶ走り慣れたなぁ。10時前には到着して、10時の開館時間にあわせて宇宙科学技術館へ。11時からのセンター内見学ツアーに参加するために訪れたんですが、すでに満席だったためにキャンセル待ちをすることに。適当に館内で時間をつぶしていたら、10時半過ぎには名前が呼ばれて、参加可能とのこと。やった。

Tanegashima Space Center Tour

11時、JAXAロゴのバスに乗りこんで見学ツアーに出発。まずは打ち上げられないまま保存されているH-II 7号機の見学。H-II 7号機は分解されて横倒しにされている状態で保存されていました。フェアリングやらLE-7エンジンも置いてあり、ツアーガイドのお姉さんの説明をきく。H-IIの機体がオレンジ色をしているのは、吹き付けた断熱材がオレンジ色になるためなのね。知らなかった。

Tanegashima Space Center Tour

続いて中型ロケット発射場へ。バスの中で説明を聞いたあと、外にでてしばし写真撮影タイム。ロケット発射搭は近くで見ると、さらにボロボロ感がすごい。台風がくると鉄骨が吹き飛ぶといわれているだけあるわね。最後は総合指令棟の管制室を見学。昨日はここでH-IIBの打ち上げをやってたんだと思うと感慨深い。よく見るような、打ち上げ直後に職員が喜ぶシーンなどの映像もここのカメラのものだそうで。

以上で見学ツアー終了。いやー色々見れて楽しかった。途中からは天気もよくて景色もよかったですし。そんなわけで2日間ほど楽しんだ種子島宇宙センターともいよいよお別れ。「世界一美しい射場」と言われているだけあって、本当にすばらしい場所でした。またいつかロケットを見に必ず訪れたい場所です。

Nishinoomote port

種子島宇宙センターを後にし、南種子、中種子を経由して一気に西之表まで北上。13時半には西之表に到着。kazuさんにフェリーのチケットをお任せして、自分はレンタカーを返してから港へ。トッピーなどの高速船が止まっているので、フェリーのチケット売り場は長蛇の列だったものの、なんとか14時過ぎには乗船。これで種子島ともお別れ。さらば。

フェリーは西之表を15時に出航し、19時過ぎに鹿児島に着。kazuさんが事前にチェックしていた東横インにチェックインしてから、近くの魚市場で打ち上げの祝杯をあげる。ほどよく酔ってから部屋に戻り、旅の疲れもあってそのままベッドへ。屋久島編 その1に続く。

Moto Ishizawa

Moto Ishizawa
ソフトウェアエンジニア。ロケットの打上げを見学するために、たびたびフロリダや種子島にでかけるなど、宇宙開発分野のファンでもある。