先週悪天候で延期になっていた Crew Dragon Demo-2 ミッションの打ち上げが実施された。打ち上げられた Crew Dragon はちょうど ISS にドッキングするところで、この記事もその中継を見ながら書いている。

SpaceX の動向はしばらく追いかけてきたのもあり、Falcon 9 で実際に宇宙飛行士が打ち上げられたのはとても感慨深い。特に宇宙開発という分野で現代のソフトウェア開発のように新技術を取り入れながら改善を繰り返し、ISS への貨物輸送でなく有人飛行まで実現してしまったのは、すごすぎて今でも信じがたい。有人飛行が安定的に繰り返し行われるようになれば、次はいよいよ Starship による月や火星といった他天体への飛行に向けた動きが加速していくわけで、今後も目が離せない。

SpaceX の動向をついつい追いかけたくなるのは、技術的進捗が継続的に目に見えるからかもな、とこの文章を書きながら改めて思ったのだった。かつての Apple がそうだったように。