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Colaboratory でツールやミドルウェアを検証する

インターネット上で見つけた Jupyter Notebook のファイルが開きたくて Google が提供している Colaboratory を使ってみたらとても便利だった。

Colaboratory 上の Notebook が接続するランタイム環境は root 権限をもった Ubuntu なので、以下のようなコードを書いて実行すれば、Debian パッケージを追加インストールできてしまう。

!apt-get update
!apt-get install software-properties-common apt-transport-https

ランタイムには有効期限があるものの、コマンドとその実行結果は Notebook として残るし、後からランタイムに再接続してコマンドを再実行すると再現もできる。この仕組みを利用すれば、気になってたツールやミドルウェアの検証に使える。今回は試しに osquery をインストールして CLI を検証してみたのだけど、十分に使えた。

Docker でコンテナを立ち上げれば同じように検証できると言われれば確かにそうだけど、Jupyter Notebook だと Markdown でコメントや解説なんかも一緒に残しておけるのが気に入っている。Google Drive とも連携しているので Notebook の管理や共有なんかも手軽だ。

色々試していたら Notebook は作業手順を書いたドキュメントの代わりになるんじゃないかと感じたので、しばらく活用してみたい。

Moto Ishizawa

Moto Ishizawa
ソフトウェアエンジニア。ロケットの打上げを見学するために、たびたびフロリダや種子島にでかけるなど、宇宙開発分野のファンでもある。