WWDC基調講演と残る不安
WWDCの基調講演で次世代Mac OS XであるLeopardがプレビューされましたね。仮想デスクトップのSpacesとか、エフェクト搭載のiChat、そして過去に戻ることができるTime Machineなど、気になる機能も多かったですが、少しインパクトに欠けたかなぁという印象です。まだ公開してない機能もあるようなので、来年の春の発売に期待です。
ハードウェアのほうはXeonプロセッサ搭載のMac ProとXserveが発表され、どちらもデュアルコアCPUのデュアル仕様でQuadというのはすごいですね。ただ、プロセッサの仕様に合わせて、搭載メモリーがFB-DIMMになってしまったのはちょっと残念。現状ではこのメモリーだと手軽に増設できなさそうです。あと中身はがらっと変わって美しくなってはいますが、筐体の変更はほとんど無いので、目新しさを感じないのもちょっと残念。
基調講演の内容はちょっと盛り上がりに欠ける印象でしたが、内容より気になったのがスティーブ・ジョブズの健康状態。ずいぶん痩せちゃってしまっているし、講演の途中で言葉が完全に詰まったりも。講演自体も今までは完全にスティーブの独壇場だったのに、今回は上級副社長と交代でやったりと不安が残ります。世代交代の波は確実にやってくるものですが、一度はスティーブの講演を生で聞きたいものです。