Velocity New York 2014
先週はニューヨークで開催されていた Velocity New York 2014 に参加してきました。これはオライリーが主催している技術系のカンファレンスで、Web のパフォーマンスや運用に関するトピックにフォーカスした内容になっています。今回は仕事の関係で参加する機会をもらっての初参加となりました。
カンファレンスで参加したセッションは以下の通りです。
- 1日目
- Extreme Web Performance for Mobile Devices
- Deploying and Using WebPagetest Private Instances
- RUM: Getting Beyond Page Level Metrics
- Scalable Infrastructure with Apache Mesos, Marathon, and Docker
- 2日目
- Mitigating User Experience from ‘Breaking Bad’: The Twitter Approach
- Optimizing Your App for Real-World Networks
- Massive, Global, Mobile, Wifi, and RUM: How eBay and PayPal Measure and Improve Site Speed
- It’s 3AM, Do You Know Why You Got Paged?
- Moving VividCortex to the Log-Backed Infrastructure
- Scaling Things That Don’t Scale: Scalability and Reliability at Airbnb
- 3日目
- Service Workers: Offline Now(ish)!
- Third Party Footprint: Evaluating the Performance of External Scripts
- How The Huffington Post Stays Just Fast Enough
- Test Driven Mobile Development with Appium, Just Like Selenium
- Making HTTP/2 Operable and Performant
- The Good, the Bad, and the Ugly of the HTTP Archive
セッションを振り返ると、共通するキーワードがいくつかありましたが、個人的には Real User Monitoring (RUM) が一番印象的でした。最近のブラウザには Navigation Timing API が実装されているし、Resource Timing API も実装されつつあるので、こうした API を使ってパフォーマンスをモニタリングしてどんどん改善につなげようという話題が盛り上がっていたように思います。
セッションの他にも、ランチ BoF で海外のエンジニアと情報交換してみたり、Steve Souders に「HTTP/2 が普及すると色々テクニックも変わってくるけど、どう考えてる?」って直接質問したり、HTTP/2 を策定している HTTPbis のチェアである Mark に「今度日本来ることがあったら教えてね、HTTP/2 勉強会を開催するよ!」って直接お願いしてみたり、海外のカンファレンスに来たからこそできるコミュニケーションもとれて刺激的でした。
久々の海外カンファレンス参加 (前回は2008年の Google I/O だったかな…?) でしたが、めちゃくちゃ楽しかったですし、いくつか今後使えそうなキーワードも持ち帰れたので、ネイティブ並に英語力を鍛えつつ、次はサンタクララで開催される方の Velocity に参加したいなと強く思いました。それまでに、もっと勉強しておこう。