HTTP/2 Draft 13 日本語訳
先週、HTTP/2の13番目のドラフトが公開されました。今回も日本語の翻訳版を用意しましたので、HTTP/2 Draft 13 日本語訳として公開します。今回の仕様は、6月前半にニューヨークで行われたInterimの議論の結果が多く反映されています。主な変更点は以下の通りです。
- HTTP/2の拡張に関する項目が復活
- TLSの要件がより明確に
- ストリーム終了後のPRIORITYの扱いの明確化
- パディングの単純化
- ALTSVCフレームの削除
- BLOCKEDフレームの削除
HTTP/2 実装オリンピックの先頭を常に走るnghttp2は、既に今回のドラフトの仕様にしているようですので、すぐに試すことができます。HTTPbisワーキンググループとしては、今回のドラフトをWG Last Callとする意向のようです。今回のドラフトに特に大きな問題がなければ、間もなくLast Callとする話が出てきそうです。