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Homebrewでnghttp2をインストールする

気軽に使えるHTTP/2.0のサーバーとクライアントが手元のMacに欲しくなってきたので、実装が活発に進んでいるnghttp2をインストールすることにしました。nghttp2の先祖(?)であるspdylayはすでにHomebrewで提供されていたので、そのFormulaを参考にnghttp2用のFormulaを作成して試してみることに。

途中、C++0x関連でうまくビルドできないなどの問題があったものの、おおよそ以下の手順でインストールできるようになりました。試した環境はMac OS X 10.8.4 + Xcode 4.6.3で、他の環境では試していないので注意してください。作成したFormulaはGistにおいてあります。

$ curl -o /usr/local/Library/Formula/nghttp2.rb https://gist.github.com/summerwind/6295114/raw/dc2c6d563c6752bceb7b514fa9c799b36b8e0943/nghttp2.rb
$ brew install nghttp2

インストールがうまくいくと、以下のようにnghttp2に付属するコマンドから、HTTP/2.0のクライアントやサーバーが使えるようになりました。

$ nghttp -vn https://localhost:8080  # HTTP/2.0 クライアント
$ nghttpd --no-tls -v 8080           # HTTP/2.0 サーバー

インストールが面倒という方は、HTTP2CATという非常に便利なサービスが公開されているので、まずはこちらを試してみるのがオススメです。

Moto Ishizawa

Moto Ishizawa
ソフトウェアエンジニア。ロケットの打上げを見学するために、たびたびフロリダや種子島にでかけるなど、宇宙開発分野のファンでもある。