THE SPACE HANGOUT
JAXAがGoogle+のHangoutを使って、国際宇宙ステーションに長期滞在中の星出宇宙飛行士との更新イベント “THE SPACE HANGOUT” をやるというので観てみました。イベントの様子は20時から22時までYouTube上で生中継され、ナビゲーター役は野口宇宙飛行士で、ゲストはなぜかいとうせいこう氏ととても豪華。Google+のJAXA PRアカウントとも組み合わせてクイズも実施するなど、うーむ、イベントとしてよく考えられてる。
星出さんはISSのスケジュールにあわせて後半から登場。最初はイベントそのものとして面白そうだな、という程度で見ていたんですが、Hangoutを通じて参加者のPCとISSの星出さんが気軽につながっている光景が、見ているうちにどんどん斬新なものに感じられました。インターネットを通じて宇宙が近くに感じられる、まさにそんな感じ。もっと気軽に宇宙飛行士や国際宇宙ステーションのデバイスなんかとインターネットを通じてコミュニケーションがとれるようになれば、ぐっと宇宙が近づいて来そうな印象をもちました。
イベント中ひとつ気になったのは、野口宇宙飛行士が「NASAの静止衛星を利用してHangoutに接続している」と言っていたこと。ISSの日本実験棟である「きぼう」からは、日本のデータ中継衛星「こだま」に接続して通信できたはずでは…?と思っていましたが、今はきぼう側の機器が故障中みたいですね。それで結局NASAのTDRS経由でやっているということみたいです。この通信路が確保されれば、もうちょっと気軽になるのか、JAXAの今後に期待です。