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STS-131 打ち上げ見学ツアー 5日目

4日目の続き。日付は4月7日。当初の予定では、ジョンソン宇宙センターを見学すべく、今日はヒューストンまで移動する予定だったものの、ジョンソン宇宙センターのLevel 9 Tourの予約に失敗したので、このままフロリダでゆっくり過ごすことに。Hartzレンタカーに電話して予約を延長してから、となりのDays Inn Titusville Kennedy Space Centerに2泊分の予約を確保。11時ギリギリまで粘ってから、4泊したホテルをチェックアウトして行動開始。

U.S. Astronaut Hall of Fame

まずはU.S. Astronaut Hall of Fameへ。いわゆる宇宙飛行士の殿堂ってやつですな。ここもKSCの年間パスが使えるので、そのまま入場。入ってすぐのところで宇宙飛行士の栄光の数々の紹介映像などをひととおり観てから、展示エリアに突入。さっそくマーキュリーカプセルやら、宇宙服、資料やらがざくざくと出てくる。むむ、ここの展示なかなか濃いぞ。

U.S. Astronaut Hall of Fame

マーキュリー時代の展示が終わると、ジェミニ、アポロ、スペースシャトルと続く。時代にあわせて続々と選抜された飛行士の名前もずらずらと書かれているので分かりやすいですな。宇宙飛行士の殿堂というだけあって、展示内容は宇宙飛行士によくフォーカスされてる。誰が何回飛んだかや、アポロ計画の月面着陸までのクルーの入れ替わり経緯などの展示もあって、あまり歴史に詳しくない人にも分かりやすくなってる気がする。

展示を一通り見終えたら、お土産コーナーを物色。昨日KSCで色々買い込んだこともあって、特に目新しいものはなし。ここにもSTS-131のステッカーは売ってないなぁ。最後に建物の外に飾られているスペースシャトルのモックを見物。モックは元々中に入れるようになっているみたいだけど、今は封鎖されてた。中に何があるのかねぇ。

さて、宇宙飛行士の殿堂の見学を終えて、いよいよ行くところがなくなった。まぁ、せっかく車もあることだし、ということでタイタスビルのほうまでドライブしてみることに。NASAコーズウェイから1号線に入って北上し、しばらくするとダウンタウンの少し古ぼけた街並みがみえてくる。お昼を過ぎてお腹もすいたので、近くのバーガーキングに入って、ステーキハウスバーガーを食す。うまい。ただ勝手にチーズ入りにされたのは残念。アメリカのとろけるチーズってダメなのよね。

Space View Park

なぜかバーガーキングにはWi-Fiがあったので、無限インターネットしつつ一休みしてから、せっかくなので海まで行ってみましょうや、ということで周辺の散策へ。外は真夏のような日差しで、暑いけど乾燥しているので個人的には結構快適。歩きはじめて30秒程度で、早くも怪しいオブジェを発見。ん?これよく見たらアポロ計画のロゴでは?よくよく見ると、関係者とおぼしき人々の名前が細かく刻まれている。

Space View Park

そのまま海の方に進んでいくと、今度はジェミニ計画のロゴのオブジェが。こちらもプロジェクト関係者の人の名前がずらずらと。うーん、やっぱり宇宙開発に関する記念公園なのかしら。オブジェの裏はすぐ海が広がっていて、VABが遠くに見える。海風が吹いてきて実に気持ちがよく、あーここで1日まったりしたい。この後はちょっとダウンタウンのあたりも覗いてみましょうということになり、来た道を戻るとSpace View Parkの看板が。あーなるほど、やはり市の公園なのね。宇宙開発の歴史を感じるねぇ。

Titusville Downtown

ダウンタウンのほうは人通りが少なくて閑散としている。まぁ、こんなもんだよね平日だし。少し歩くとホビーショップを見つけたので立ち寄ってたところ、何やらアリアン5やらスプートニクやらのプラモデルが無造作に転がっている。うひゃー、これは宝の山ってやつでは。店のおっちゃん曰く、14年前から店をやっていて、ちまちまと集めたとかなんとか。STS-131の打ち上げは自宅の庭から見たらしく、自宅から見れるなんてうらやましいなかぎり。あまりに暑いので、近くのCaffe’ Chocolatに入ってひと休み。

疲れもたまってるので、今日のところはさくっと帰りますか、ということにして、朝に予約しておいたDays Inn Kennedy Space Centerまで車で移動してチェックイン。写真やらを整理してから、すぐ近くのバーガーキングまで繰り出して夕食を調達。2食連続でバーガーキングは太るデブ、などと思いつつもワッパーを美味しく食べてから、シャワーを浴びて寝てしまう。6日目に続く。

Moto Ishizawa

Moto Ishizawa
ソフトウェアエンジニア。ロケットの打上げを見学するために、たびたびフロリダや種子島にでかけるなど、宇宙開発分野のファンでもある。