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H-IIB打ち上げ見学ツアー 種子島編 その1

9月10日から13日にかけて遅めの夏休みをとり、H-IIBロケットの打ち上げを観るべく、種子島と屋久島に行ってきました。

種子島への移動手段として、東京から鹿児島までの飛行機と、鹿児島から種子島への高速船トッピーのチケットを事前に確保していたのですが、前日になって流木の影響でトッピーが欠航に。種子島へ渡る手段がなくなってしまったので、もはや諦めるしかないのか…と思いつつ、JALの予約ページを眺めていたら運良く飛行機のキャンセルが出ていたので、すぐにそれを確保。無事に出発となりました。このあたりの話はkazuさんの「絶望が歓喜に変わるタイムライン」で雰囲気が伝わるかと。

From Kagoshima to Tanegashima

9月10日。今回の旅でおっさんコンビ(謎)を組むkazuさんと、朝6時前に羽田で合流。どもども。そのままANA 619便に搭乗して鹿児島へ。鹿児島からは直前に確保したJAC 3765便に乗り継ぎ。NASAのHTVチームとJAXAの理事長が同じ便だったようで、関係者の方々に囲まれつつ、ボンバルディアに乗って種子島へ。30分程度のフライトで11時ごろに種子島に到着。天気は曇り。そのまま空港でレンタカーを借りて、さらに種子島宇宙センターへ向けて南下開始。

Tanegashima Space Center

途中、中種子を過ぎたあたりにあるコンクリート工場の壁面に書かれたHOPE-Xを眺めたりしつつ、12時過ぎには種子島宇宙センターに到着。まずは、ということで、宇宙科学技術館を一通り見学。さすがに本場だけあって、エンジンの展示などが多くて内容は濃い。ピンボールみたいなもので軌道をシミュレートできるのは面白かったなぁ。一部の展示は古すぎる感あったけど、まぁそれはしょうがないですね。打ち上げ当日は閉館だと思っていただけに、いろいろ観れてよかったよかった。

宇宙科学技術館の見学後は、外に展示されているH-IIロケットの模型の前で記念撮影をパチパチと。大の大人が2人で無邪気に撮りまくる。せっかくなので記者席のある竹崎展望台にも行ってみる。途中で、すでに発射台に移動していたH-IIBロケットを初めて目視で確認。おぉ、でかい!しばし竹崎の浜辺などをゆっくりした後は、車で宇宙センター内の散策開始。

Tanegashima Space Center

宇宙センター内は一部立ち入りが制限されているものの、ある程度までなら第二射点のH-IIBまで近づけます。だんだん近づいてくるH-IIBを見ながらセンター内を散策するのは非常に楽しかったです。センター内にあるロケットの丘展望所までくると、双眼鏡で細かいロゴなんかも確認できますね。自分たちがロケットの丘展望所に到着した時は、ちょうど行きの飛行機で一緒だったNASAチームやら文部科学大臣やらが視察中でした。

Ebi no yu

さて、宇宙センター内を一通り巡ったところで、今夜の打ち上げを観る場所を決めるべく、いったん南種子に戻ります。昼食をとっていなかったので、街のコンビニで軽く買い出ししつつ、宇宙ヶ丘公園、長谷展望公園、知る人ぞ知る見学ポイント「湯」の3つの場所からの眺めを確認。当初は「湯」からの見学を考えていましたが、一部の場所が閉鎖されてしまったらしく、非常に手狭な状況だったので断念。最終的にはちょうど第二射点を正面から見ることができる長谷展望公園で見学をすることに。

見学場所を確認した後は、南種子に戻ってAコープで夜に備えて買い出し。弁当類は全滅していたので、事前にチェックしていた近くの「黒潮」でさんまの刺身などを食して夕食とする。びっくりしたのは種子島の醤油が甘いこと。でも個人的には嫌いではなかったです。お腹も満たされたところで、打ち上げまであと6時間になりました。この続きは種子島編 その2で。

Moto Ishizawa

Moto Ishizawa
ソフトウェアエンジニア。ロケットの打上げを見学するために、たびたびフロリダや種子島にでかけるなど、宇宙開発分野のファンでもある。