OSS勉強会 「MySQLハッキングの手引き」に参加してきた
先週の金曜日の話ですが、GREE主催のオープンソーステクノロジー勉強会に参加してきました。今回のテーマは「MySQLハッキングの手引き」で、MySQLの内部構造やMySQLのソースコードをハックする手法などが話の中心でした。
プレゼンはMySQLのアーキテクチャから始まり、実際にソースコードを眺めながら細かい部分の実装の解説がありました。MySQLのような大規模なソースコードを読むのは大変なことですが、実際にそれを理解している人の解説が加わると結構読めるものだなーと感じられて、なかなか興味深かったです。
プレゼンの途中ではデバッグスキルについての話がちょこっと出たのですが、その中で関数の呼び出しをトレースするのにDTraceが使われていて、これは便利だなーと思いました。MacではInstrumentsという使いやすいアプリにもなっているので、うまく使いこなせれば強力な武器になりそう。
もう一つ気になったのは、MySQLのUDF (User Defined Functions) という機能。名前の通りユーザーが定義できる関数だそうです。MySQLを使っていると、何度もSQL文を発行するような処理が出てきたりするわけですが、たいていの場合はストアドプロシージャを使って処理をまとめたりします。さらにUDFを使ってストアドプロシージャを関数化すれば、不要な内部処理をスキップして高速化もできたりするそうな。大規模なサービスなんかで処理の高速化に役立ちそう。
そんなわけで久々に技術系の勉強会に参加してきたわけですが、MySQLに関することを色々と知ることができてよかったと思います。もっと色々な勉強会に参加しなきゃなー。