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アポロ11号 月面着陸40周年

タイトルの通り、アポロ11号が月面着陸をおこなって40年が経ちました。Web上でミッションの様子を再現しているWe Choose the Moonでは月面着陸の様子が表示されたり、Twitter上でもミッションのやり取りが展開されたりとなかなか楽しい日になりました。また、先日撮影されたLROからの画像により、このタイミングで着陸が本物であったと証明されたことは(当然の結果ですが)嬉しく思います。

改めて考えると、40年前に月面着陸をおこなったこと(誘導コンピュータのメモリー容量はたったの36KB!)、弾道飛行の技術しかないところから10年で月面着陸にこぎつけたこと、巨大なサターンVロケットを(有人ミッションでは)大きなトラブルなく全て打ち上げたこと、その全てが偉業そのもの。人類の力というのは本当にすごいものだなと感じます。

それゆえ、アポロ計画以降に月面に立った人類がいないという事実は、とにかく残念でしょうがない。もちろん、月に行く目的とか社会構造の違いとか、予算の問題とか色々あるのは当然のことで、今ここで月に行く目的云々を書くつもりもありません。ただ、たったの10年で月面着陸を成功できるぐらいの力が人類にあるのなら、もっと世界は良い方向に変わっていけるんじゃないかと思わざるをえないのです。そういう意味で60年代のアメリカの宇宙開発から、改めて学ぶことができる部分って、あるような気がするんですよね。

今日はそんなことをぼんやりと考えながら、40年前の偉業に思いをはせつつ、From The Earth To The Moonのアポロ11号の回でもゆっくり観ようと思います。

Moto Ishizawa

Moto Ishizawa
ソフトウェアエンジニア。ロケットの打上げを見学するために、たびたびフロリダや種子島にでかけるなど、宇宙開発分野のファンでもある。