グランドキャニオン旅行 5日目 (Google I/O 2日目)
前日に引き続き、旅行5日目もGoogle I/Oに参加。2日目は通常のセッションからスタートかと思っていたら、9時から基調講演があってちょっとびっくり。基調講演は検索エンジン/UX担当副社長のMarissa Mayer氏によるもので、検索エンジンがリクエストを処理している方法や、インターフェースに関する話が中心でした。
基調講演の中で、特に興味深かったのはA/Bテスティングの実際のパターンが示された点でした。Googleがユーザーによって微妙に異なるインターフェースを表示させて、統計をとっているという事は知っていましたが、実際にどうインターフェースが違うのかがスライドに示されてよく分かりました。さて、ここからは1日目同様に各セッションの内容を覚え書き。
HTML5, Brought to You by Gears
GearsはHTML5のAPIを先行して実装しているよという話。Gearsは新しいAPIのPlaygroundとした上で、Gearsに実装されたHTML5のAPIをデモ。Gearsを使うことで、開発者は色々なAPIを先取りして試せるという点が強調されていたのが印象に残りました。
Even Faster Web Sites
「ハイパフォーマンスWebサイト」の著者であるSteve Souders氏のセッションということで参加。今回のセッションもJavaScriptのロード方法にフォーカスして、ページのレンダリングを高速化しようという内容。JavaScriptをロードする方法は様々あり、氏が作成したCuzillionというテストサイトで色々試す事ができるとのこと。個人的に気になったのは氏がデモの中で愛用していた、ページの読み込みをグラフィカルに表示するIBM Page DetailerというWindows用アプリケーション。これは知らなかったので、こんど使ってみようと思います。
Sitemaps: Exposing Interactive and Hidden Content in Web Applications
最近Googleが始めた、フォーム先も巡回する方法の話かと思ったら、ただのSitemapsの話だったのがちょっと残念。Googleが採用しているSitemapsの仕様はMSNやYahoo!でも対応しているらしく、1つのSitemapsファイルを作っておけば、色々な検索エンジンに使えるみたいですね。
Mobile Mashups
AndroidでMobileアプリケーションを作る話。実際のアプリケーション開発の流れが見れてなかなか面白かったですが、途中で睡魔に襲われダウン。
Engaging User Experiences with Google App Engine
wuzhereというゲストブックアプリケーションを作る話を中心に、UXやデベロッパーとデザイナー間のワークフローについての解説などなど。こちらも眠すぎてまったくついていけず。残念無念。
こんな感じに後半は睡魔との戦いだったわけですが、Google I/Oはこの日で終了。個人的にはもう少し「検索」に関する話が聞きたかったのですが、この分野のセッションはほとんどなかったのが残念。とはいえ、自分は学生として参加登録したので、参加料が$50だったのですが、これだけのボリュームで(メシも食べれましたし)この金額はかなり満足度の高いイベントだったと思います。このイベントは来年もやるみたいですね。