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MacでFriioを使う

Friio

3月に勢いで買ったものの、イマイチ使い道がなかったFriio。「あぁ、Macで使えればなぁ」などと思いながら、ぼちぼちとUSBのインターフェースとかの解析をしていたら、運よく録画コマンドが出来たので公開。

使用は全て自己責任でお願いします。サポートは一切しませんし、不具合があってもすぐに修正版を出すということもできないと思います。また、このコマンドは録画専用です。単体で視聴することはできません。以下に使用に関するにいくつかの注意点をまとめておきます。

まず、MacがFriioを正常に認識してくれないことが多々あります。認識しているかどうかは、Developer Toolsの中にあるUSB Probeというアプリケーションを使うと確認できます。USB Probeからインターフェースをきちんと確認できる状態であれば正常に認識していることになります。また、黒Friioには対応していません。

実はこのコマンド、某掲示板では少し前からすでに公開しているものなのですが、自分がしばらくメンテや機能追加を行うのが難しそうなことと、「コードと恥は、さらした数だけ奇麗になるよ!」という言葉に影響を受けたので、ソースコード付きでここでも公開してみようと思った次第。

ソースコードの方はObjective-CとC++とCがぐちゃぐちゃに混ざってすごい事になってしまっているのですが、これは自分がCocoaをかじった事があり、かつC++を書いた事が無かったためです。Classを手っ取り早くて定義して、かつスレッドを使うにはどうしてもCocoaに頼る必要がありました。いずれはC++できれいに書き直したいと考えています。そんなスパゲッティなコードですが、改造してやるぜって方に使ってもらえたら嬉しい限りです。ソースコードはCodeReposとかでも公開してみたほうが良いのかなぁ。ちゃんとしたレポジトリもそろそろ欲しいし。

最後に、某掲示板に書かれていた、recfriioコマンドを使って無理矢理視聴する方法もメモ代わりに書いておきます。

mkfifo fifo1
mkfifo fifo2
./recfriio 9999 15 fifo1 & ./b25 fifo1 fifo2 & mplayer fifo2

名前付きFIFOを2つ作って、それで録画とMULTI2暗号をデコードしつつ、MPlayerで観るという方法のようです。かなり強引な手法ですが、一応視聴ができるとのこと。名前付きFIFOの存在を今まで知らなかったんですが、こいつはなかなか便利ですねぇ。

Moto Ishizawa

Moto Ishizawa
ソフトウェアエンジニア。ロケットの打上げを見学するために、たびたびフロリダや種子島にでかけるなど、宇宙開発分野のファンでもある。