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CEATEC JAPAN 2007

CEATEC JAPAN 2007

幕張メッセで今日(というか昨日)まで開催されていたCEATEC JAPAN 2007に散歩がてら自転車で行ってきました。各所でも話題になっていますが、SONYが12月に発売する有機ELテレビを会場に展示しているとのことで、その実物を見るのが目的です。

自分は薄型テレビにはあまり興味を持たない人間なのですが、今回の有機ELテレビはかなり気になっています。というのも、5年ほど前にSONYの展示会に行った時に、まだ試作段階の13インチ有機ELディスプレイを見かけたのですが、その表示の美しさが強烈に印象に残っているからです。今回ようやく製品化されるとのことで、もう一度改めてあの表示を見てみたいと思ったわけです。

さて、有機ELテレビ「XEL-1」ですが、SONYブースに大量に展示されていたので、ゆっくり見る事ができました。発色の良さが強烈に印象に残るのは5年前と同様でしたが、製品としても完成している印象を持ちました。大きさは11インチと大型液晶テレビよりも数段小さいですが、机の上に置いて使うスタイルに合いそうです。今後、大型テレビにも有機ELパネルが使われていくことに期待です。

CEATECの会場で気になった製品をもう一つ。こちらもすでに話題になっていますが、東芝が開発した「SpursEngine」がなかなかすごいです。Cellベースのメディア向けのプロセッサなのですが、3次元モデルに人の顔をリアルタイムで合成したり、昔のビデオカメラで撮影した古い映像をリアルタイムで補正したりと、デモを見る限りかなりパワフルな処理ができるようでした。SPEを4つ搭載とのことで、SPEのパワーはかなりのもののようで。いずれ拡張ボードといった形でSpursEngineが搭載された製品が出てくることに期待です。

そうそう、CEATECは終わってしまいましたが、SONYの「XEL-1」は各ショールームでも先行展示が行われているようなので、気になるかたは足をはこんでみては。

Moto Ishizawa

Moto Ishizawa
ソフトウェアエンジニア。ロケットの打上げを見学するために、たびたびフロリダや種子島にでかけるなど、宇宙開発分野のファンでもある。