発表記念イベントでCS3を知る
品川プリンスホテルで行われた「Adobe Creative Suite 3 発表記念イベント」に参加してきました。イベントの構成は「基調講演」「セッション1」「セッション2」の3本立てなのですが、自分は時間の関係で「セッション2」のWebセッションのみを申し込んで参加してきました。
WebセッションはAdobe Creative Suite 3 Web Premiumの紹介が主な内容で、Fireworks、Flash、Dreamweaverといった旧マクロメディアの製品群の機能が解説されました。機能解説で強くアピールされていたのは、PhotoshopやIllustratorなどの元来のAdobe製品群と、旧Micromediaとの連携機能でした。CS2では決して統合されているとは言えなかったようなファイルの読み込みなどにきちんと対応し、CS3では正しくお互いのファイルを読み込みできるようになっているようです。
いくつか紹介された機能の中で自分が気になったのは、Dreamweaverがブラウザのバグを認識し、そのバグの回避方法をヒントとして提案してくれる機能。どこかで見た事があるようなと思っていたら、CSS Advisorと連携した機能とのこと。なるほど、わざわざコミュニティを構築したのはこのためだったわけですね。
Dreamweaverのデモでは、Spryを用いたAjaxの実装機能も紹介されました。この機能、確かに手軽に便利なWebページを作れて良いとは思うのですが、Spryの「独自属性をHTMLに書き込む」という仕様はかなりまずいんじゃないかと思います。なぜ独自属性を使わない、もっと妥当な方法を採用しなかったのだろうかと思います。CS3が出たらみんながこれを使いだして、WebがSpryの独自属性だらけになったりするのでしょうかね。
セッションは1時間だけいうことや、プレゼンターのお姉さんのテンポがあまり良くなかった事もあり、ざっと機能を眺めたという程度でしたが、CS3には期待が持てそうです。イベントは「基調講演」にも参加すると特製ピンバッジがもらえたようです。欲しかったなー。