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自動リロードでコーディングを快適に

少し前に、HTMLなどをコーディングする時の手間が少しだけ減るかもしれないスクリプトを見つけたので紹介。Notfunc – WEBrickとCometで自動リロードで配布されているautoreloadというRubyスクリプトなのですが、実行するとプロキシサーバーとして動作し、ファイルの更新を検知して自動的にブラウザをリロードするという機能を持っています。

HTMLをコーディングする時って、見た目を確認するためにいちいちブラウザを再読み込みさせるのがめんどくさいですよね。そこでこのスクリプトを使うと、エディタ側でファイルを保存した時にブラウザもリロードされるので、エディタ上でのコーディングに集中できるわけです。このスクリプトはRubyで書かれているので実行にはRuby環境が必要になります。Macだと標準でインストール済みなのですぐに起動可能ですが、ターミナルからコマンドを実行しなければならないので少し面倒です。

そんなわけで、このスクリプトをドラッグ&ドロップで起動可能にするMac用のドロップレットを作りました。ダウンロードとファイルの解凍後、出てきたディレクトリ内にあるドロップレットを上で紹介したスクリプトと同じディレクトリに保存してください。あとはプロキシサーバーのルートディレクトリに設定する(作成中のHTMLが入っている)ディレクトリをドロップレットにドラッグ&ドロップをすれば起動します。起動したらブラウザで http://localhost:10080/ にアクセスするとサーバーに接続できます。終了は通常のアプリケーションを終了する方法と同じです。

ただ、このスクリプトには多少の不具合もあります。使ってみた感じではFirefox以外のブラウザで、全てのレスポンスが返ってこなかったりします。Safariだと一部の画像が読み込まれないといった感じです。また、Firebugを使用している場合にFirefoxが固まりますが、Firebugをlocalhost上では無効にする設定をすることで回避可能です。他にも、時々自動でリロードしてくれなかったりする場合がありますが、これは手動でブラウザのリロードボタンを押すとリロードが再有効になる事が多いです。

使い方によってはトラブルの元になる可能性もありますが、自分のようにエディタでガリガリとコードを書いてる人にとっては、多少コーディングが快適になるかもしれません。なお、ドロップレットの不具合等はコメントにて連絡いただけたら嬉しいです。

Moto Ishizawa

Moto Ishizawa
ソフトウェアエンジニア。ロケットの打上げを見学するために、たびたびフロリダや種子島にでかけるなど、宇宙開発分野のファンでもある。