150人との会話
Web進化論の著者として有名な梅田望夫さんがJTPAオンラインサロンと称してチャットイベントを開催していたので参加してみました。いくつかのテーマで会話が進んだのですが、どれもなかなか興味深かったですね。
会話の内容はチャットの場として使われたLingrのアーカイブや読みやすいまとめで読む事が出来ます。参加者は終了時点でおよそ150人。さすがにこれだけの人数がいると話題を追うだけでも大変だったりするのですが、これだけの人数でチャットするということ自体、なかなか新鮮ですね。そして前回はダメダメだった(そしてその時はなぜか「りんぐる」と呼ばれていた)Lingrが、これだけの人数の処理に耐えたということも素晴らしい。
チャットのほうでは、梅田さんを中心にいくつかのテーマで進んだのですが、個人的に興味深かったのは「日本のネットにおけるじめじめ感」の話。「じめじめ感」というのは、日本人特有(?)の批判精神というか、人の悪い所や劣っている所をけなしたがるような雰囲気のこと。具体例としては、ブログのコメントなんかに感情的や感覚的な意見のみで批判するといったことですかね。
「じめじめ感」という言葉はまさに日本の雰囲気そのものを表しているような気がしますが、チャットの中では、人をまず褒めたりすることで変えていこうという話に。これには賛成。自分も少しづつでも雰囲気を変えていこうと思うし、日々漠然と感じているこの「じめじめ感」が無くなった時、日本においてもWebは本当に面白くなる気がする。この話は本当に興味深くてもっと色々書きたいのですが、長くなりそうなので、いつかまた。
今回のイベントに参加できて素晴らしかったのは、多くの人の意見がまとめて聞けたことでしょう。これだけの規模のチャットというのは初めてでしたし、非常に面白い試みだったと思います。次回もありそうなので、また参加したいですね。