W3C10 Asiaに参加
W3Cのアジアホスト開設10周年を記念して行われた公開シンポジウムに参加させてもらえることになったので、行ってきました。場所はお台場にあるホテル日航東京。高級なホテルだとは分かっていましたが、行ってみたら本当に高級で、おどおどしながらの参加となりました。
会場はW3Cのシンポジウムだけあって、半分ほどが外国の方々。あちこちで聞こえてくるのは英語での会話で、最初のスピーチも英語。英語があまり得意ではない私にとって、英語の話を理解するのは大変ですが(通訳も一応ありましたが)、今まで参加してきたようなWeb系セミナーとはまったく違い、技術者の集まりという雰囲気で非常に新鮮でした。
シンポジウムはW3Cのアジアホスト設立の話や、IT産業とWeb標準の関わりなどの話を中心に行われました。個人的には、普段、あまり実態の見えないW3Cという組織を知るというのが今回の参加目的だったので、そういう意味では色々知る事はできたかなぁと感じますし、他にもなかなか興味深い話も聞けたので、参加して非常によかったと思います。
実は、シンポジウム以上に参加してよかったのが、最後におこなわれたレセプションでした。いわゆる交流会といった感じのパーティなんですが、そこで慶應義塾の同世代の方々と知り合い、お話ができたのは非常に良かったですし、刺激も受けました。また、WWWの生みの親でもあるTim Berners-Lee氏と簡単ながら話ができたのは素晴らしい経験となりました。そうそう、Tim氏に名刺を渡すときに「Friend of a Friend(FOAF)は持ってないのか」と聞かれ、「持ってないです」と答えたら、「絶対に作るべきだ(意訳)」と言われたので、にわか作りながらに作ってみました(私のFOAF)。
今回のシンポジウムには色々な意味で参加して良かったと感じていますが、英語が話せないとどうしようもないなとも強く思いました。流暢な英語のスピーチができるぐらいになったら、またこういったシンポジウムに参加してみたいものです。