真のCoreアーキテクチャとは
今週はIntel Developer ForumとCeBITの2つのIT関連イベントが開催されてニュースサイトがにぎわってますね。CeBITで発表されたMicrosoftの「Origami」も気になる商品ですが、それよりも気になったのがIDFで発表されたIntelの次世代プロセッサの概要です。
今回発表された内容によると、Intelの次世代プロセッサは「Intel Core Microarchitechture」と呼ばれる新しいアーキテクチャを採用し、今年の第3四半期から投入されるとのこと。「Merom」や「Conroe」といったコードネームで呼ばれてきたプロセッサがこれにあたるそうです。だったら今売られていて、Macにも搭載されている「Intel Core」プロセッサは「Intel Core Microarchitechture」ではないのか。
どうやら違うみたいですね。今の「Intel Core」に採用されているアーキテクチャは「Enhanced Banias」とIntelでは呼ばれているそうです。つまり、本当の「Intel Core」は今売られているものではなく、今年の後半から販売が始まるプロセッサということのようです。「Merom」や「Conroe」といった世代のプロセッサからは、今の「Intel Core」には実装されていないEM64Tをはじめとした多くの技術も実装されるみたいですね。
先日受付が始まった、AppleのWWDC 2006の開催が、例年より遅い8月7日からというのもこの新しいプロセッサの登場に合わせたという考え方ができますね。きっと新しいプロセッサもMacに搭載されるのではないでしょうか。