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Cellの概要が発表に

サンフランシスコで行われているISSCCで「Cellプロセッサ」の技術発表が行われたようですね。発表によると、Cellは2種類のコアを9個搭載するマルチコアCPUで、そのうちの1個がPowerPC 970(PowerPC G5)と互換性があり、残りの8個はSIMD型プロセッサだそうです。

メモリは高速なXDR DRAMで、メモリコントローラはAthlon 64などと同じようにCPU側に内蔵されているため、メモリとプロセッサ間でのボトルネックはないみたいです。64ビットのコア1つにSIMDコアが8つ。さらには高速メモリを搭載とのことで、マルチメディア系の処理では圧倒的な性能になりそうですね。

64ビットコアにはIntelのHTテクノロジのようなSMT技術も搭載されているようで、PPC 970系にも同じような技術が搭載されてきそうな感じですね。Cellは今年後半から製造が開始とのことで、来年には搭載製品が発売になりそうです。

Moto Ishizawa

Moto Ishizawa
ソフトウェアエンジニア。ロケットの打上げを見学するために、たびたびフロリダや種子島にでかけるなど、宇宙開発分野のファンでもある。