HTTP/2 Draft 12 日本語訳
先日、久々にHTTP/2の新しい実装向けドラフト (Draft 12) が公開されました。今回も日本語翻訳版をHTTP/2 Draft 12 日本語訳として用意しましたので公開します。前回の実装向けドラフト (Draft 09) からは、以下のような多くの変更がおこなわれています。
- 一部フレームへのパディングの追加
- プロトコル識別子の追加や変更
- 依存関係に基づくストリーム優先度の追加
- ALTSVCフレームの追加
- BLOCKEDフレームの追加
既にnghttp2、node-http2、開発版のFirefoxが今回の実装向けドラフトをサポートしており、実際に手元で試すことができるようになっています。
今後のスケジュールとしては、6月5日にはこの仕様を基にした最後 (になるかもしれない?) の実装向け相互接続イベントがおこなわれ、その後、HTTP/2の仕様はWG Last Callへと進む予定だそうです。最後まで順調に進むといいですね。さて、自分ももう少し実装を進めて理解を深めておかないと…。