新しいMacBookの雑感
以前より流れていた噂どおり、MacBookシリーズが久々にリニューアルされましたね。早速、今日の仕事帰りに実機を触ってきたのですが、自分が持っている黒いMacBookよりもさらに薄く、軽くて持ちやすくなっていたのには驚きました。また、ユニボディと何度もアピールされているだけあって、筐体の美しさもかなり向上している印象。ちょっとお値段は高めになりましたが、個人的には十分買いだと思いました。
さて、今回のリニューアルのもうひとつの特徴に、NVIDIA製のグラフィックチップの搭載があげられます。Intelのチップセット内蔵のものと比べて5倍は速いと言われていて、ゲームも快適とされていますが、個人的にAppleはもっと別のことにも使おうとしてるんじゃないかなと考えています。
というのも、来年には出るとされているMac OS X 10.6 Snow Leopardには、OpenCLと呼ばれるGPUを汎用的な計算処理に使うための技術が搭載されることが明らかにされています。また、長らく使われてきたQuickTimeの技術もQuickTime Xとして新しく再構築されることが明らかにされています。これらGPU、OpenCL、そしてQuickTime Xの組み合わせにより、Snow LeopardではGPUの機能をフルに活用した高性能な新しい映像/グラフィック処理環境が用意されるんじゃないかと推測できます。で、今回のMacBookのアップデートで、これらが動作する環境を整えられたと。
実際どうなるかはSnow Leopardが出てみないと分からないですが、個人的には、Pantherが出た時みたいにQuartz Extremeが使えるか使えないか、みたいな状況になりそうな気もします。今回はノートブックのラインナップが更新されたので、次はデスクトップのラインナップの更新でしょうかねぇ。