Safariセミナー
アップルジャパン本社で行われたSafariセミナーに参加してきました。内容としてはビジネス面と技術面の2つの観点からのSafariの解説といった感じでしょうか。
質疑応答を含めて2時間のセミナーだったんですが、前半部はビジネス的な観点での話。Safariはクロスプラットフォームであることや、Macユーザーの60%はSafariを使っているというシェアに関する話題、ADCにはWeb技術者向けの日本語資料があることなどがざっと紹介され、それほど目新しい話題は無し。
後半部は技術的な観点での話。WebKitの構成から始まり、JavaScript周りの実装について、CSS周りの実装についてなどが簡単に紹介されました。特に、CSSの「-webkit
prefix」についてはデモを交えていくつかの機能が紹介されました。他にも、Web標準準拠の重要性がたびたび語られ、なぜかThe W3C Markup Validation Serviceのデモが行われたり、WebKit用JavaScriptデバッガ「Drosera」の紹介などがありました。
最後の質疑応答では、「Tiger以前のMacではSafari 3対応はしない」といった話題が出ていました。あと「Windows版Safariの正式版はいつ出る?」との問いには「将来の事は語りません」というお約束な答えが返ってきたり、CSSで日本語のフォント名を指定すると無視されるバグが、アップルジャパンの中の人的にまったく把握できていない状況は、なんだかなぁと思わざるをえなかったというか。
デモやら話のテンポはだいぶグダグダでしたが、なんといっても無料ですし、改めてSafariについて知っておくには良いイベントだったと思います。