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今さらなLeopard個人的レビュー

ここ2週間ほど、週末含めて多忙な毎日が続いていたのですが、ようやく (一瞬だけ) 落ち着いたのでLeopardの個人的なレビューでも。すでにLeopardの発売から2週間近く経っていますが、発売日当日は銀座でのワールドプレミアに出向いて購入してきました。

Leopardになって大きく変わった点のひとつに、FinderやDockのUIの変更がありますが、これって好みが分かれそうな気がしますね。個人的にはあまり好みではないです。メニューバーが半透明なのは、PhotoshopのようにメニューバーにウインドウがくっつくUIにマッチしないし、Dockのアプリが起動中であることを示す光のようなアイコンもパッと見て分かりにくいです。このへんはカスタマイズアプリなども登場してきているようなので、それを使って好きなように変更するのがよさそうです。

Spacesなど、他にも便利な機能は増えていますが、地味に便利だなぁと感じたのが他のPCヘのリモート関連機能が強化されている点です。例えば、Finderから「サーバーへ接続」を選択して「vnc://」から始まるアドレスを入力すれば、VNCクライアントが立ち上がって接続できる機能はなかなか便利です。他にも、SSHで他のマシンにログインするときのパスワードを覚えてくれるようになったり、Terminalがタブ機能を備えて、複数のウインドウ設定の管理もできるようになったりと、このあたりは非常に使いやすくなっていて嬉しい限りです。

あと、発売前に言われていた機能が一部削られているのも残念なところ。WWDCでも発表されていた解像度非依存UIは、相変わらずQuartz Debugからしか扱えないようですし、Time MachineのAirMac経由バックアップも現状は対応していないですよね。散々発売前に騒がれたTop Secretな機能も不明のままですが、これも結局機能が実装されなかっただけなんじゃないかなぁなどと考えてしまいます。

良い点、悪い点、どちらもありますが、LeopardはよくできたOSだと思います。TigerでMac OS Xは十分に完成されていたと思ったのですが、Leopardはそれよりもさらに魅力的なOSになっているんじゃないでしょうかね。

Moto Ishizawa

Moto Ishizawa
ソフトウェアエンジニア。ロケットの打上げを見学するために、たびたびフロリダや種子島にでかけるなど、宇宙開発分野のファンでもある。