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Vantage Point 2009に参加

先日、mixiが行っているサマーインターン「Vantage Point 2009」の募集を見かけて応募してみたら、合格通知をもらえたので今日実際に参加してきました。インターンといっても実際に仕事をして会社を知るという形式ではなく、半日の講義形式でmixiの仕事内容や使われている技術を知るというものでした。講義のトピックは、主にDBの負荷分散やキーワードランキングのアルゴリズムなどが中心で、どれも非常に興味深い話が多かったです。以下に、講義やその後の懇親会でエンジニアの方々に話を聞いて感じた事などを中心に個人的まとめ。

以前から自分がmixiを使う中で気になっていたのが、「キーワードランキング」機能の生成方法でした。今回の講義内でそのアルゴリズムについても簡単に解説されたのですが、キーワードランキングは形態素解析を中心にデータマイニングの技術を組み合わせてできているそうです。これには、形態素解析はこんな風に使われているのか、と初めて知ることができたのでちょっと嬉しかっただけでなく、こんな風にデータマイニングするには、元となる膨大な「データ」が必要になるわけで、mixiというサービスを通じてそれらのデータを得る事ができるという点には非常に魅力的に感じました。また、講義後の懇親会で技術顧問の小山さんと話をしていた中でも「トラフィックやデータが集まる場所だから面白い」といった話題がでていたので、やはりエンジニアにとって魅力ある環境を持った会社であることは間違いないようです。

さて、キーワードランキング機能を実際に開発したのは、Hyper Estraierで有名な平林さんだったのですが、スーパークリエータに認定されていることもあり、とにかくすんごい人。特定の分野の知識がなくても自分で色々調べて勉強し、実際にプログラムを実装して、あっというまに機能として作り上げてしまうそうです。「車輪の再開発はする。自分が作ったものが前からあったものよりも良いものになればそれでOK」という言葉は今後是非とも見習っていきたいところです。

講義の他にもグループワークや社内見学、最後には懇親会もあり、色々な人と話をして多くの刺激を受けてきました。色々な分野から集まったインターンメンバーとの交流や、社長の笠原さんの話、mixi開発部のちょっとした裏話、人事の方の話など、どれも興味深かったです (平林さんとは時間切れで話ができず残念…) 。当初まったくインターンなどには参加するつもりはなかったんですが、1日とはいえ今回のVantage Point 2009には参加してよかったなと思いました。

Moto Ishizawa

Moto Ishizawa
ソフトウェアエンジニア。ロケットの打上げを見学するために、たびたびフロリダや種子島にでかけるなど、宇宙開発分野のファンでもある。