充実してきたMacの仮想環境とUnity
金曜日にParallels Desktop 3.0とVMware Fusion Beta 4がリリースされたので、週末はこの2つの仮想環境をちょこちょこいじってみてました。
どちらのアプリケーションも機能が強化され、3Dグラフィックスも扱えるようになったりと、Macの仮想環境もすっかり充実してきましたね。両方をざっと使ってみた感じでは、今まで先行してきたParallelsにVMwareがすっかり追いついたかなという印象。VMwareは今までに多くの仮想環境を手がけてきただけに、さすが老舗という感じです。
今回リリースされたParallelsとVMwareの中で個人的に一番魅力的だったのは、VMwareの「Unity」ですね。ParallelsでいうCoherenceに相当する機能なのですが、これがなかなか素晴らしい。ParallelsのCoherenceはMacのデスクトップにWindowsのウインドウをただ"貼付けている"ように見えますが、VMwareのUnityはウインドウに影がつき、Exposeにも反応するため、Macのアプリケーションと同じように見えます。また、このUnityと共に、Windows上のアプリケーションをSpotlightのように検索して起動することができる簡易なツールも追加されているので、タスクバーが非表示でも、そこそこの操作性が確保されています。このUnityのおかげで、MacとWindowsの統一感はすでにVMwareの方が上だと思いました。
そんなわけで、今回はParallelsもアップグレードしてしまったのですが、Unityが素晴らしいので今後はもうVMware一本で行こうかなぁと思います。自分の環境では、安定性の面でもVMwareの方が安定しているようですし。この夏に出ると言われている正式版が非常に楽しみです。