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津軽鉄道のストーブ列車に乗りに行く

今年もキュンパスが発売されたので、津軽鉄道のストーブ列車に乗りに行く旅をしてきた。津軽半島は去年の9月以来の再訪になる。

1日目: ストーブ列車に乗る

津軽鉄道のストーブ列車は津軽半島の津軽五所川原駅から出発する。東京から津軽五所川原までまっすぐ行くには少し遠いので、今回は仙台駅を途中下車して仙台朝市に立ち寄り、「ずんだだんご」を食べたりしてから向かった。東北新幹線を新青森駅で下車、さらに川部駅まで移動して五能線に乗り換えて、昼過ぎに津軽五所川原駅に到着。窓口でストーブ列車の切符を先に買ってから立佞武多の館のラウンジに行き、お昼は「しじみラーメン」を食べた。しじみが山盛りでうまい。

五所川原駅

お昼を食べて少し五所川原の街中を散策してから、駅に戻って14時40分発のストーブ列車に乗る。切符を買った時は閑散として静かだった駅に観光バスでツアー客が大挙してやってきており、ストーブ列車は満員だった。自分は運良くボックス席に座れたけど、タイミングによっては相席になってしまうこともありそうな混み具合。乗車するとアテンダントさんがスルメを席まで売りに来てくれるので買う。これは乗車中に順番にストーブで焼いてくれる。

ストーブ列車

ストーブ列車に揺られて新青森駅で買っておいたビールと焼きたてのスルメで一杯やりながら、終点の津軽中里まで行く。途中、どんよりしていた天気が回復して少し晴れ間も出て車窓の景色も楽しめた。津軽中里では温泉などにも行きたかったけど、折り返しの列車に乗らないと五能線の乗り継ぎが悪そうだったので、やむなく次の列車で津軽五所川原まで戻る。ストーブ列車、とても楽しかったのでまた来たい。

弘前駅のつがにゃんねぶた

その後は五所川原から再び五能線に乗り、弘前まで戻って宿泊。

2日目: ほっとゆだで温泉に入る

2日目は弘前からゆっくり南下していく行程にした。まずは奥羽本線で鷹巣へ。そこから秋田内陸縦貫鉄道の各駅列車に乗り継いで阿仁合まで。さらに阿仁合からは急行もりよしで角館へ。しばらく前から秋田の内陸が一度どんな所なのかを見てみたかったので満足。沿線には温泉が多いので、今度はじっくり入りにきたいところ。

秋田の内陸の風景

角館からは秋田新幹線で大曲へ、さらには奥羽本線で横手まで南下した。この日は天気が良く、奥羽山脈の山々がきれいに見えた。横手ではしばらく観光するつもりでいたものの、気になる場所は思ったよりも結構距離があって微妙に時間が足りず、駅前近辺を散策したりして過ごした。このあたりはかまくら祭りとか夏の花火大会の時期に来るのがよいのかも。

冬の錦秋湖

横手の散策を終えて、今度は北上線に乗りほっとゆだ駅で下車。近くに錦秋湖というダム湖があるようだったのでしばらく散策したりする。冬なので湖は凍っていたけど景色が良くてすっかり気に入ってしまった。新緑や紅葉の時期も素晴らしそうなのでここもぜひ再訪したいところ。散策を終えて駅に併設の温泉に浸かって次の列車を待つ。温泉はぬるめの浴槽が妙に気持ち良く、移動の疲れがうまくとれた。

ほっとゆだ駅

北上線の次の列車に乗り、終点の北上駅で下車。今日はここで宿泊して終わり。

3日目: 冬の毛越寺を見る

3日目は仙台を経由して山形へ観光に行く予定だったのだけど、一帯はどこも終日雪や雨の予報だったので予定を変更して平泉の毛越寺に寄り、仙台でお昼を食べて帰ることにした。北上から平泉駅へは東北本線で南下すれば1時間もかからない。毛越寺も平泉駅から徒歩10分ぐらいなので手軽に行けて良い。

雪の毛越寺

前回平泉を訪れた時は秋だったので、冬は今回が初めて。雪の降る毛越寺はまるで川瀬巴水の新版画の世界に入り込んだような感じに見えて、こういう時に来てみるのもいいなと思ったのだった。平泉といえば中尊寺だけど今回は満足したのでこのまま一ノ関を経由して再び仙台へ。

仙台では寿司を食べ、ずんだシェイクを飲んで満足してから東京に帰ってきた。今回はちょっと移動が多過ぎたなあ。とはいえキュンパスと気合いさえあれば、日帰りでストーブ列車に乗りに行けるということも分かったので、また気軽(?)に乗りに行こうと思う。

Moto Ishizawa

Moto Ishizawa
ソフトウェアエンジニア。ロケットの打上げを見学するために、たびたびフロリダや種子島にでかけるなど、宇宙開発分野のファンでもある。